宇宙人文学

宇宙人文学に挑戦しよう! (平成24年度SSH連続講座)

【概要】

 宇宙人文学とは,宇宙技術と人文科学分野の融合を目指した新しい領域の学問である。 宇宙の資産、たとえば軌道上の衛星から取得されたデータを利用すると,地上の起伏に富んだ複雑な地形を,コンピュータの画面上に3次元の画像として構築できる。真上からはもちろんのこと,東西南北からの鳥瞰図的な視点で観察することも容易になる。これにより遺跡と遺跡,あるいは史跡と史跡の位置関係や地理的な条件などを,マクロとミクロの視点から考察できる。さらには歴史上の地球温暖期における海岸線の3次元的な変化さえ自在に再現することが可能になる。  このように,最先端の宇宙技術を理解しさらにそれを人文学のさまざまな学問領域に積極的に利用していくことで,既知の事柄を再認識するときの裏付けとしたり,或はひょっとしたらこれまでは見えなかった多くの歴史的な出来事が、科学的な分析によって浮かび上がってきたりするかもしれない。宇宙人文学はそんな魅力ある学問である。

  講師:JAXA研究員,京都大学特任教授,サイエンスジャーナリスト 中野不二男先生      (株)日経映像 映像チーフディレクター 田中宏明先生

【実施内容】

第1回 6月16日 (公開研究大会にて公開授業)

主テーマ 人工衛星や宇宙ステーションとの通信の仕組み

第2回〜5回 8月27日〜29日 (妙高寮宿泊)

 主テーマ 渡来人の足跡を探る(日本海編),ロケットの飛跡,
      衛星写真の扱い

【ナウマン象博物館】

【野尻湖発掘地点】

 

【高麗神社(富山)】         

【魚津埋没林博物館】

【妙高寮での講義】 

【ペットボトルロケット打ち上げ実験】

第6回 9月29日 (学校説明会にて公開授業)  

  主テーマ 衛星写真の加工

 

第7回 11月10日 (大磯,平塚エリア巡検)

 主テーマ 渡来人の足跡を探る(大磯エリア編)

【平塚歩道橋上(広重の描写場所の確認)】

【高来神社(大磯)】

第8,9回 1月26日 午前〜午後実施

主テーマ 衛星画像と地理データの加工と3D画像の作成

第10回 2月22日 1年間の総まとめ

主テーマ 自分で選択した地域の衛星データ処理・発表準備指導